この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
キスをして
第8章 二人の関係
小塚さんに触れられるのが好き。

でも小塚さんのどうして?は体じゃなくて気持ちを求められているだろう事は私にだって分かる。

私の体に頭を埋める小塚さんを見ると抱き締めたくなるし、求められたら受け入れたくなる。
いつもなら簡単に腕を回せるのに小塚さんの言葉が頭を巡って自分から動けない。

どうしていいのか、なんて言えばいいのか分からなくて覆い被さる小塚さんの下で背を丸めて横を向く。

「間宮さん?」

「無理‥小塚さんに触られたら分からなくなる」

「それから?」

「それから!?」

「思うこと全部言ってみて」

「…一緒にいたら緊張するし、言いたくないこと言っちゃうし、自分で何がしたいのか分からなくなるし、頭の中がパニクって自分じゃ分からなくなるんだもん!」

どうしよう‥言い出したら止まらない。
それに自分で何言ってるのか分からない。しかもこれじゃあ‥子供の喧嘩だわ。(一方的な)

「大体私の都合なんてお構いなしだし、威圧するし、ニコニコしてばっかりで何考えてるのか分からないし、いっつも予告なしに現れるし、心臓に悪いんですよっ」

「…ちょっと傷つくんだけど」

「仕方ないでしょ!私のペース乱すからじゃないですかっ!こんなの私じゃないのに小塚さんは一人涼しい顔して私だけあたふたして馬鹿みたいじゃないですか!!仕事に集中できないし小塚さんといるとすぐ泣けてくるし」

「ねぇ‥そんなに俺のこと好きなの?」

「――知らない。だってこんな風になった事ないだもん…」

「あのさ、俺だって緊張するよ?間宮さんに伝わってないだけで。俺だってペース乱されてるし、何言っていいか分からないし、柄にもない事するよ」
/340ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ