この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
キスをして
第8章 二人の関係
小塚さんの香りが離れていく。

「だってさ、焦ってるとこなんか見られたくないでしょ。相手がどんな反応をするのか分からない‥嫌われたくないから繕うんだよ。なら相手がどんな人か知ればいいと思わない?」

え?
思っていなかった一言に起き上がって小塚さんの顔を覗き込む。

「もっと俺を知ればいいよ」

「何言ってるんですか‥」

「俺は間宮さんが好きだよ」

え?

「好きでもない人に弁当作ったりしないよ。迎えになんて行かない。面倒事なんて関わりたくない。間宮さんが思うほど俺は多分気紛れじゃないしお人好しでもないよ。好きな人にだけ優しくしたいからね。俺は。………その涙が嬉し涙だったら良いんだけどな」

涙が止まらない。泣きたくなんてないのに。

「間宮さんはこんな風になった事ないって言ったけど今までの彼氏とはどうだった?」

今まで?

「違うな‥今までの男は忘れて。俺に好きって言われて嬉しかった?」

「え…」

「嬉しかったなら好きなんだと思うよ」

「えぇっ!私小塚さんの事好きなんですかぁっ!?」

「!!嫌なのか?いい加減俺も泣くよ……って言うか嬉しかったのか」

「なんで小塚さんが照れるんですかっ」

「俺が照れるのは正当だよっ」
/340ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ