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キスをして
第8章 二人の関係
小塚さんの香りが離れていく。
「だってさ、焦ってるとこなんか見られたくないでしょ。相手がどんな反応をするのか分からない‥嫌われたくないから繕うんだよ。なら相手がどんな人か知ればいいと思わない?」
え?
思っていなかった一言に起き上がって小塚さんの顔を覗き込む。
「もっと俺を知ればいいよ」
「何言ってるんですか‥」
「俺は間宮さんが好きだよ」
え?
「好きでもない人に弁当作ったりしないよ。迎えになんて行かない。面倒事なんて関わりたくない。間宮さんが思うほど俺は多分気紛れじゃないしお人好しでもないよ。好きな人にだけ優しくしたいからね。俺は。………その涙が嬉し涙だったら良いんだけどな」
涙が止まらない。泣きたくなんてないのに。
「間宮さんはこんな風になった事ないって言ったけど今までの彼氏とはどうだった?」
今まで?
「違うな‥今までの男は忘れて。俺に好きって言われて嬉しかった?」
「え…」
「嬉しかったなら好きなんだと思うよ」
「えぇっ!私小塚さんの事好きなんですかぁっ!?」
「!!嫌なのか?いい加減俺も泣くよ……って言うか嬉しかったのか」
「なんで小塚さんが照れるんですかっ」
「俺が照れるのは正当だよっ」
「だってさ、焦ってるとこなんか見られたくないでしょ。相手がどんな反応をするのか分からない‥嫌われたくないから繕うんだよ。なら相手がどんな人か知ればいいと思わない?」
え?
思っていなかった一言に起き上がって小塚さんの顔を覗き込む。
「もっと俺を知ればいいよ」
「何言ってるんですか‥」
「俺は間宮さんが好きだよ」
え?
「好きでもない人に弁当作ったりしないよ。迎えになんて行かない。面倒事なんて関わりたくない。間宮さんが思うほど俺は多分気紛れじゃないしお人好しでもないよ。好きな人にだけ優しくしたいからね。俺は。………その涙が嬉し涙だったら良いんだけどな」
涙が止まらない。泣きたくなんてないのに。
「間宮さんはこんな風になった事ないって言ったけど今までの彼氏とはどうだった?」
今まで?
「違うな‥今までの男は忘れて。俺に好きって言われて嬉しかった?」
「え…」
「嬉しかったなら好きなんだと思うよ」
「えぇっ!私小塚さんの事好きなんですかぁっ!?」
「!!嫌なのか?いい加減俺も泣くよ……って言うか嬉しかったのか」
「なんで小塚さんが照れるんですかっ」
「俺が照れるのは正当だよっ」