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キスをして
第9章 小塚の本懐
久し振りの会社にちょっとソワソワしながら入ると気を使ってか皆いつも通りに接してくれる。

勿論ただ一人を除いては。

「来てたのか」

「黒沢さん‥仕事本当は溜まってるんだろうなって思って」

17時にやっと取れた休憩に丁度打ち合わせ帰りの黒沢さんがコーヒーを奢ってくれる。
休憩所のソファに腰掛けて煙草を吸い始めた黒沢さんの横に座る。

「距離取りすぎだろ」

「そんな事ないです」

「そんな事あります。思いっ切り端に座ってんじゃねぇかよ」

「くっついて座ってたらおかしいじゃないですかっ」

「ところで!ちゃんと付き合ったんだろうな」

「…………はい」

「…何を照れてんだよ!俺への思いやりがないのかお前は」

思いやり!?自分から聞いたんだから思いやりもなにもないでしょうよ!?

「アホくさデレデレした顔でデスク戻ってくるなよ?帰り迎えに来るんだろ?サッサと仕事しろよ」

「迎え来ないよ?」

「へ~。珍しい」

「用事あるみたい」

「じゃあ飯食い行く?」

「何で?」

「だよな」
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