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キスをして
第11章 小塚誠司
「良いじゃないですか愚痴を言うならまだ愛想尽かされてはいないんですよ」
「小塚さん余裕だなぁ。りっちゃん良かったね理解ある彼氏で」
「そうですかぁ?」
「小塚さん不服らしいですよ」
黒沢さんがふざけているのは分かるけど誠司の顔もにこやかだけど空気が凍り付いている。
「あっ箸が··」
私の手をすり抜けて床に落ちた割り箸を取ろうと手を伸ばした。
「律でもこんな真似するんだ」
私の意図を理解して箸を取ろうとしゃがみこんだ誠司と目があった。
「別に不服なんて思ってないから」
「ふっ、本気にしてないよ」
とか言いながらフォローしなかったら後で言うくせに。
「頭打たないでね」
「大丈夫ですっ─誠司着信鳴ってる?」
席を立ちながら画面を確認して小さく息を吐いてから慌てたように席を外した。
「りっちゃんさぁ小塚さんとどうなの」
「どうとは?」
「付き合ってもう半年くらいじゃない。小塚さんって若く見えるけどそれなりの年齢じゃん?」
やっぱり皆そこ気になるのかな。
誠司はよくわからない返答しかしないし。
「日下ぁ」
「あっごめん!」
「ははっまだそんな話しませんよ」
「だよね。そうだよね!」
「焦るのはお前だよ。入社してから彼女居たことあったか?」
「ひどい!!気にしてるのに!自分は合コンでモテるからってさ!」
「日下さんそういう理由で橘さんは呼ばなかったんですか!?」
合コンする暇なんてこの人達あったのか。
「黒沢さんもいつもなにも言わないから橘さんは来ない人なのかと思ってましたよ」
「─ゴフッ!」
「なにやってるんですか!?黒沢さん!」
私にあんな真似しておいて合コンはちゃっかり行ってるんじゃない。
っていうかそんな動揺するなら始めから行かなきゃいいのに。
「橘さん真木が暴露する!」
「自業自得だから」
「もういいっ俺トイレ!」
「逃げたな」
「小塚さん余裕だなぁ。りっちゃん良かったね理解ある彼氏で」
「そうですかぁ?」
「小塚さん不服らしいですよ」
黒沢さんがふざけているのは分かるけど誠司の顔もにこやかだけど空気が凍り付いている。
「あっ箸が··」
私の手をすり抜けて床に落ちた割り箸を取ろうと手を伸ばした。
「律でもこんな真似するんだ」
私の意図を理解して箸を取ろうとしゃがみこんだ誠司と目があった。
「別に不服なんて思ってないから」
「ふっ、本気にしてないよ」
とか言いながらフォローしなかったら後で言うくせに。
「頭打たないでね」
「大丈夫ですっ─誠司着信鳴ってる?」
席を立ちながら画面を確認して小さく息を吐いてから慌てたように席を外した。
「りっちゃんさぁ小塚さんとどうなの」
「どうとは?」
「付き合ってもう半年くらいじゃない。小塚さんって若く見えるけどそれなりの年齢じゃん?」
やっぱり皆そこ気になるのかな。
誠司はよくわからない返答しかしないし。
「日下ぁ」
「あっごめん!」
「ははっまだそんな話しませんよ」
「だよね。そうだよね!」
「焦るのはお前だよ。入社してから彼女居たことあったか?」
「ひどい!!気にしてるのに!自分は合コンでモテるからってさ!」
「日下さんそういう理由で橘さんは呼ばなかったんですか!?」
合コンする暇なんてこの人達あったのか。
「黒沢さんもいつもなにも言わないから橘さんは来ない人なのかと思ってましたよ」
「─ゴフッ!」
「なにやってるんですか!?黒沢さん!」
私にあんな真似しておいて合コンはちゃっかり行ってるんじゃない。
っていうかそんな動揺するなら始めから行かなきゃいいのに。
「橘さん真木が暴露する!」
「自業自得だから」
「もういいっ俺トイレ!」
「逃げたな」