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キスをして
第3章 間宮の憂鬱
シャツの裾から差し入れられた左手は背筋を這い右手にはだけたシャツ中でブラの上から胸を揉まれている。
鎖骨にキスをされ首筋を舐め上げる舌は熱っぽいのに焦らす様に一向に核心に触れてくれない。

直に触って欲しい…。

そんな事自分から言えない。でも小塚さんの愛撫がもどかしくて私は胸に彼の顔を押し付けるように抱き締める。

「……フッ」

小さく笑ったような気がしたけど顔が見えないから確認できない。
やっとブラのフックが外されて露わになった乳房に啄むようなキスをされもう片方の乳房は小塚さんの大きな手が柔らかく揉みしだく。

やっと与えられる刺激に安堵して声が漏れる。

「ああっっ」

急に胸の中心を噛まれて声を上げてしまう。噛んで舌先で弾かれ、片方は指で潰され引っかかられる。急に激しくなる攻めに声が止まらない。

自分の秘部が快感を求めて疼くのを誤魔化したくて脚をすり合わせるとそれに気付いたのかジーンズの上から内股をさすられてしまう。

「良いですか?」

ベルトに親指を掛けて股の間を指でさすってくる。彼の意図することが分かって期待する秘部が濡れていく。
小さく頷くとぎゅっときつく抱き締められ背もたれを倒したソファに寝かされた。
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