この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
キスをして
第4章 間宮の受難
「行くんですか?」

「行きますよ‥社員証は手に入れたので」

名残惜しそうな手を振り解いて駅に向かう。会社最寄りの駅の一駅前にある小さな定食屋。夜は居酒屋になると前に眞木君が言っていた。

古びた暖簾をくぐるとうなだれた眞木君が座敷に座って私を涙目で見つめてくる。

そんなに深刻なのかと駆け寄ると笑い声が眞木君の向かいから聞こえた。

「日下さん!?橘さんまで!どうしたんですか!?」

「ごめんなさい‥俺止められなくて…」

「間宮スマン、俺も後から知って」

何?何で橘さんも眞木君もそんなにうなだれてるの!?

「フフフフ‥ハハハハハハ」

「日下いい加減間宮も怒るぞ」

「りっちゃん今日早く帰ったのはデートだな!?」

…………………………デート?

「見てたんですか!?」

「納品に行ったら丁度店から仲良く笑い合った2人が…誰だ!?りっちゃんは恋人作っちゃいけないんだぞ」

「日下そんな決まりないから」

最低…見られてた。
よりよって日下さんだなんて…
小塚さんより何倍も面倒な人なのに。
いやむしろウザいのに……。
/340ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ