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キスをして
第4章 間宮の受難
キスが出来そうな距離だ。
柔らかく笑みを浮かべ私の頬に口づける。
「もっと流されるの上手くなって下さい」
マズいよ。なんで突き放せないかな。
何度も私の顔に耳に首に口付けていく。先に進みたいと言われているみたいだ。
「んっ」
この人の熱に絆される。
うなじを舐めあげる舌に私の体は痺れていく。
「まだ階段を降りたい?」
途端、小塚さんの言葉を否定するようにけたたましく携帯が鳴り出した。
「あの電話‥「出たいんですか?良いですよ出ても」
着信は眞木君からだ。こんな時間だ急な仕事の電話かもしれない。
私は背中に当たる熱を感じながら通話を押した。
「どうしたの?」
「間宮さん寝てました?」
「大丈夫。なんかあった?」
「今出て来れますか?俺相談したいことあって…間宮さんじゃないと無理なんです。助けて下さい」
いつもと違う眞木君の弱った声に重大なミスをしたのか、他の新人みたいに辞めたいと言われるのかと不安になる。
「どこ居るの?」
「月始めに行った定食屋覚えてます?」
「分かった。すぐ行く」
通話を切って息を深く吸って小塚さんに向き直る。
柔らかく笑みを浮かべ私の頬に口づける。
「もっと流されるの上手くなって下さい」
マズいよ。なんで突き放せないかな。
何度も私の顔に耳に首に口付けていく。先に進みたいと言われているみたいだ。
「んっ」
この人の熱に絆される。
うなじを舐めあげる舌に私の体は痺れていく。
「まだ階段を降りたい?」
途端、小塚さんの言葉を否定するようにけたたましく携帯が鳴り出した。
「あの電話‥「出たいんですか?良いですよ出ても」
着信は眞木君からだ。こんな時間だ急な仕事の電話かもしれない。
私は背中に当たる熱を感じながら通話を押した。
「どうしたの?」
「間宮さん寝てました?」
「大丈夫。なんかあった?」
「今出て来れますか?俺相談したいことあって…間宮さんじゃないと無理なんです。助けて下さい」
いつもと違う眞木君の弱った声に重大なミスをしたのか、他の新人みたいに辞めたいと言われるのかと不安になる。
「どこ居るの?」
「月始めに行った定食屋覚えてます?」
「分かった。すぐ行く」
通話を切って息を深く吸って小塚さんに向き直る。