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キスをして
第5章 小塚の本領
もう嫌な予感しかしない。
「乗って下さい」
「乗ったことないんですけど」
「僕の腰にちゃんと腕回して僕に合わせて体を傾けて下さい」
私を乗せエンジンを掛ける。
待ってそんなに前傾姿勢なの!?
普通もっと‥もっと‥
―――――速っ!!!
待ってコレで会社まで行くの!?
馬鹿なの!?
キャラ間違ってないかな!?小塚さん!!
降ろしてと言いたいけど今話したら絶対舌噛む!
絶対スピード違反してる!
倒れそうなほど車体を傾けながらカーブを曲がっていく。
結局普段は50分掛かる道のりを15分も短縮してくれた。
けど!
「脚がガクガクする‥」
「もっと慣れましょうね」
「もう乗らないから!!」
会社の前まで送ってくれたおかげで昼には間に合ったが注目を浴びすぎて視線が痛い。
「訊かれたらちゃんと水道業者の方が遅くなったと言って下さいね。間宮さんすぐ顔に出るから」
私をこの居たたまれない状況下に置いてサッサと帰って行く小塚さんが憎たらしい。
なんでだろう。小塚さんとつい1時間程前まであんな事してたのに平常心になってしまっている。
「乗って下さい」
「乗ったことないんですけど」
「僕の腰にちゃんと腕回して僕に合わせて体を傾けて下さい」
私を乗せエンジンを掛ける。
待ってそんなに前傾姿勢なの!?
普通もっと‥もっと‥
―――――速っ!!!
待ってコレで会社まで行くの!?
馬鹿なの!?
キャラ間違ってないかな!?小塚さん!!
降ろしてと言いたいけど今話したら絶対舌噛む!
絶対スピード違反してる!
倒れそうなほど車体を傾けながらカーブを曲がっていく。
結局普段は50分掛かる道のりを15分も短縮してくれた。
けど!
「脚がガクガクする‥」
「もっと慣れましょうね」
「もう乗らないから!!」
会社の前まで送ってくれたおかげで昼には間に合ったが注目を浴びすぎて視線が痛い。
「訊かれたらちゃんと水道業者の方が遅くなったと言って下さいね。間宮さんすぐ顔に出るから」
私をこの居たたまれない状況下に置いてサッサと帰って行く小塚さんが憎たらしい。
なんでだろう。小塚さんとつい1時間程前まであんな事してたのに平常心になってしまっている。