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契約的束縛外伝・自由への扉ー
第24章 遠い過去-大地の記憶



少年や少女は何時かは大人になる‥
稀少種と言えども、成人くらいまでの成長は、普通の人間と変わらない。


少年と少女は消え、次に浮かんで来たのは大人になった2人‥
私が・・・一番思い出したくない記憶。



『・・・ミア・・・』


『来ちゃった‥
みんなは駄目だったって言うけど、私はラシードに会いたかったの』


『それは私も同じ‥
会いたかったです‥‥ミア‥‥』


抱き締め寄り添う私とミア、だがこれが間違いの始まり・・



『??
ラシード?
どうしたの?なんだか何時もと違う』


『何でしょう‥
こう‥‥躰が熱くて‥‥喉が乾く感じというか、衝動的に何かしたいというか‥‥良く分からない』


少し苦しそうに呟く私、この先は・・・・・








少年から大人へ‥
これが盟主の少年時代、今のように話す訳でも無く、表情乏しくただ時を過ごしている感じを受けた。


そして‥‥それを見る盟主は、複雑な顔‥
特に大人に切り替わってから、盟主の表情は複雑から辛い、そんな表情に変わってしまっている。



「・・盟主‥‥喉の乾きとは、もしかして‥‥」


「稀少種は成人するまで血の餓えは少なく、例え餓えても親から血を分けて貰います‥
ですから、この時の私は‥‥まだ人間から血を奪った事は無かったんです」



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