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第26章 真と遼太

彩香のパパのお墓は、真のマンションから、

車で一時間くらいの所にあった！

お寺の敷地にお墓はあった！

お寺の近くでお花を買って行った。

お線香にローソク、マッチ、それとお掃除道具は

彩香が用意をしていた。

食べ物は、烏がつついて散らかすから、

供えても、帰る時には下げないといけないから、

彩香は、持っていかない。

近くの甘味屋さんで、豆大福を注文してから、

お墓に向かった。

「パパ、なかなか来れなくてごめんね」

お墓の掃除をしだした。

二人で草をむしり、墓石を綺麗に磨いた。

水を替え、お花を手向け、ローソクに火をつけ、

線香をあげた。

「パパ、私の恋人です。素敵な人でしょ？

パパが、言ったように、素敵な恋人ができました。」

「彩香さんのお父様、藤堂真です。

彩香さんとお付き合いさせて頂いてます。

今、一緒に暮らしています。

結婚を前提にお付き合いしています。

必ず幸せにします。

お許し願いませんでしょうか？」

「パパ、私が愛した人です。

心から愛しています。一緒に生きていきたい。

幸せになります。祝福してくれるよね？」

「彩香、嬉しいよ。ありがとう。」

「ううん、私の方こそありがとう。

パパ、安心してくれたと思う。

真ありがとう。愛しています。」

パパのお墓の前で、二人は抱き合った。

彩香は、嬉しくて泣いていた。