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第5章 専務と彩香の其々の思い

商品開発部長が、

「専務、これはどなたの作品ですか？」

「うちの社員の作品だ！」

「開発部の社員では無いですよね？」

「そうだ。別の部に所属している社員だ。」

「それは勿体ないですよね？」

「そうだろ？勿体ないと思うよな？

たまたまな、一生懸命

ノートに何か描いてるのを

見かけたんだ。」

専務は、嬉しそうに話を続けた。