この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
シャネルを着た悪魔
第4章 ☆CHANEL NO4☆


周りの人は私をどう思うんだろう?

新年早々、スーツを着て出社しているOLだろうか?それとも──表情で何かを読み取ってくれるのだろうか?


子供大好きな私が、無垢に笑う目の前の男の子を見てウザく思ったのは、きっと心に余裕がないからだ。


行く宛も無く、路地裏に入った時。

正月だというのにシャッターを開けている質屋を見つけた。


ショーウィンドウには形が古い指輪が沢山並べられてある。


家もなく、貯金も使えない、車も──クレジットカードも、何もかも使えない私は『現金を作る』しか今出来る事が無い。

営業しているのか、ただシャッターを開けているのか分からない小さな質屋に入った時、老眼鏡をかけているおじいさんと目が合った。



一瞬で分かる。

この人は、鑑定歴が長い『本物』だと。



保証書も、箱も袋もないけど──かけてみるしかなかった。

/490ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ