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if…─もしも、ちーちゃんが女子高校生だったら…
第1章 もしも、ちーちゃんが女子高校生だったら…





「だってオレ、そういうの貰う子もうひとりでいいし…」

「………!!」


それって…


「好きなコが作ってくれたのだけで充分」


もしかして…


「…でしょ?」


アタシの…ため!?


「っ~~~~…」


それが今までどれだけ凄まじい光景だったとか、今日のそれがどれだけの大事件なったのかだとか容易く想像がつく分、胸に受ける衝撃は計り知れなくて…。


「こう見えて、オレずっと気にしてたんだよね。前にちーちゃんはそんなの気にしてないって言ってくれたけど、本当はそういうの嫌なんだろうなって。だからいい機会だったし、ちょっと騒ぎになるのはわかってたけど…責任とって貰おうと思って巻き込んじゃった♪」

「あ、あの…」


ど…どうしよう…

胸がドキドキしすぎて、死んじゃいそう…


「それとも、平気だった?彼氏が他のコに色々貰ったりするのとか…オレ自惚れすぎ?」

「っッ………」


そんなことあるわけないのに…

ふと首を傾げながらこちらを向いて優しく笑う先輩の顔が上手く見れなくて、顔を真っ赤にしたまま首をフルフルと横に振る。

すると大好きな大きな手がポンポンと頭の上に降ってきて…


「じゃ、ちゃんと責任とって…」


優しい声と微笑みにそっと唇が塞がれた。

そしてその温もりは、昼休みの終わりを告げるチャイムがなっても途切れることはなく…


「は…ぁ、…せんぱ…ッ…───」

「…好きだよ」


…すぐ戻ったら大騒ぎという言い訳に連帯責任という更なる言い訳を重ね、

それ以上に深く重なる熱に…

そのまま5時間目をサボってしまいましたとさ♡









──fin…



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