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if…─もしも、ちーちゃんが女子高校生だったら…
第1章 もしも、ちーちゃんが女子高校生だったら…
─遠くから練習中の吹奏楽部の音が聞こえる放課後の屋上…
燃えるような夕陽が落ちるなか、そこには茜色に染まる二人の姿があった。
「ゆ、結城…」
因みにその片方はその名の通りアタシであり、もう片方と言えば…
「…急にこんなとこに呼び出したりなんかしてゴメン」
目の前には心当たりなど思い付かない、
もっといえば顔も名前もまったく知らない見ず知らずの男子が立っている。
…そう。
つまりこれは…
「えっと、話って…」
俗に言う、いわゆる"呼び出し"というモノで…
「そ、その…さ」
まさかの…!?
「よかったらなんだけど…さ」
その、まさかの…
「オレと……」
まーさーかーのー…
「ッ…、付き合って欲しいんだ」
「………!!」
告白ッ…─────!!!!!?
とか。