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僕は妹を 〜背徳のシミアト〜
第2章 ◆◆

「それっ、だ……っ! ひっ、いた、い……いい、からぁっ!」
そうして、トドのようにバカデカい声で意味のわからないことを口走り、これまた器用に枕のほうへ這おうとするのだ。逃がすものか。僕は玲奈の頭を押さえつけた。
「リタイアするのか? 早すぎだろ……。本番は……まだ、これからだってのによぉ」
「そんなの……っ、知らない! 下手くそ……!」
二重まぶたに覆われている、くりっとした黒目が刺すように僕を睨みつけた。
なるほど。そう来たか。
実の兄とはいえ、男である僕の前でスカートをたくし上げたり、馬乗りになって股間を押しつけ、悩ましい谷間を見せつけたりするだけはある。バカだ。バカなのだ、コイツは。明らかに不利な立場にいるというのに、なぜこうも人を煽るのか。
僕は乗せられてやることにした。

