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第17章 誠邸で

「萌。落ち着いて」

と、誠は背中を撫でる。

ゆいが

「私と3人で話す…って方法もあるけど…。榎本くんにしたら、多分威圧的に感じて逃げる…そんな気がする」

と、俯きながら話をする。

健太が

「まずはさ、警察行って、被害届出して、巡回とかしてもらってさ。それが一番手っ取り早い。まだIFの世界なんだから、誠と萌ちゃんがどうする事も出来ない問題さ」

と、話すのを聞き

「だよな。そうだよな…」

と、誠は頷いた。

「そしたら…警察に行きましょ？まずね。そうしましょう」

ゆうが言うのに、誠と萌は頷いた。


「まずは唯ちゃん。そこからだわ…」

そう言うゆうに、萌が黙って頷いた。