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手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第20章 夏子の恋
朝日が部屋に入る頃、太陽の光をブラインド越しから浴びた誠は、パチッと目を覚ました。

やっぱりいつもの光景。

隣では裸でぎゅーっと誠を抱き締めたまま寝ている萌がいる。

(ああああ…もうっ!毎日一緒にいたいっ!てか学校休んでこのままでいたいっ!てか結婚したいっ!!色んなものすっ飛ばして、海外ガー行ってザーやって早く大人になりたいっ!)

と、考える誠。

(はぁ…でも俺たちまだ16歳なんだよなぁ。もう…年齢を恨むぜ…)

などと考えるが

(や、でも、萌をちゃんとこうなんて言うか懐?に入れる為には俺には修行が必要だ)

と、冷静に戻る。

昨日萌が

「私もまこちゃん守る」

って言って来てくれた。

飛び上がらんばかりにうれしかったけれど、実は萌が考えてるほど、誠は不安でもない。

(いざとなりゃ、警察がいるんだし…それに、最終的に考えると榎本は)

と、スッと萌の頰を撫で、

(俺が目的じゃない。こいつの様な気がするんだ…)

と、考えてる時に

ピピピピピピと目覚ましが鳴る。

(さぁーこいつは起きるかな?)

と考え、わざと目覚ましを止めないでいるが、起きない。


ビビビビビビビと、擬音が激しくなり、段々と音が大きくなるのに、起きない。

微塵ともしない。

誠は最近こうやって萌で遊ぶのが趣味になって来た。

(いや、しかし、こんな寝ぼすけが良くちゃんと同じ時刻の電車に乗って来たなぁ)

と、しみじみと思う。

痴漢をしていたあの頃はここまで萌が朝起きれない事を知らなかった為、

(お母さんにめっちゃ起こされてたんだろうな)

目覚ましが鳴っているのに起きない萌に、萌の母親が叩き起こされる図を思い浮かべクスクス笑う。

目覚ましが耳障りになり、スヌーズになる前に、目覚ましを止める誠。

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