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手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第3章 パニックな朝と懸念


授業が始まっても戻って来ない誠に

(まこちゃん、どうしたんだろう?)

窓際の二番目の空席、誠の席を見る。


ガラリと、誠が入って来た。

神妙な顔をして、先生に理由をこそこそ話しして、先生が頷き、席に戻って行く。

萌が目が合って、ニコッと笑ったけど

(…?いつもの笑い方じゃない…)

どことなく違和感を感じる笑い方に

(…あとで聞いてみよ…なんせ学年30位以内…)

そう思って、授業に集中した。






(あー……どうしよ、俺……。でも、世の中色々な人がいるって言うし…。呼び出されていたのは事実だしな…俺も悪目立ちすぎなんだよなー…。)

誠は悩む。


(取り敢えず、萌を守んなきゃ…)



気を取り直して、勉強することにした。
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