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手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第2章 お勉強の時間
ザワザワとした、教室のクラスメイトの声の中

「なぁぁ〜?お前ら、ほんっと付き合ってないの!?」

友人の望月紘が言った。

こりゃうめぇーと、目を細め

購買ですぐに売り切れると言う、100円のやっすくて美味い焼きそばパンを食っていた俺は、ボトッと机に落とし

慌てて

「つ、つ、付き合ってねぇーよ!!」

と言う。


「えぇぇ〜?何言ってんのよ!お前ら一緒に帰ってなかったのに帰ったりさ!」

「そう。」

紘の隣にいた高辻波留が、頷く。

「萌ちゃんが、教室で泣き出して、お前連れ出した日からだよなぁ〜?」

「そーうっ!!」


「だから、付き合ってねぇって!!」

顔を背けながら、顔が熱くなる。

ヤバイ。バレバレだ。

そんな時でもあいつを見てしまう。




念願だった高橋萌と付き合い始めてから1ヶ月になった。

萌が好きだったけど、中2の秋に俺が暴走して以来、俺は萌に痴漢をするようになってしまった。


1ヶ月前、俺が痴漢をしていたのがバレ、超険悪になっちまったんだけど、奇跡的にあいつは許してくれた。


ゆうちゃん方が言った、「100万本の薔薇」ってヤツを信じた結果だ。

ゆうちゃん達にはホントにホントに有難い。


けど、俺は、1ヶ月経った今、未だかつて、萌に指一本触れてねぇ。

いや。

触れてはいるんだ。

触れてはいるんだけども。

その…

分かる?この気持ち。

こうなんて言うか…その……。

良く分かんねーんだけど。

それだから、

はい。

痴漢続けちゃってます。

しかも、勉強一緒にした後に、萌の生理の期間以外は思う存分触りまくっちゃってます。



だけど、萌がわりぃんだぞ?
柔らかいし、肌がすべすべ
するし、可愛い声で啼いてくれるし…。

もっと聞きたいって思うのは俺の我儘なのだろうか…。
ほんっと、可愛いってのは罪だ罪。
はい、言い訳です。
ホントごめんなさい。
ホントは、萌のアソコに俺のムスコを突き入れたいんだけど、萌との攻防の末、今必死に我慢してるんだ。

可愛くて、愛しくて、触りたくて触りたくて…
もーーーうっっっ!!

今日は多分、その日になるんだろう。

俺は萌を優しく出来るのかな?

そんな思いで、また萌を電車の中で触るんだ。

止まらない欲情に、俺すっげえ、驚いてる…。

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