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手を繋ごう~愛憎Ⅱ~(復旧版)
第10章 賭けの結果

(な、なんなのよぉう、もーう!)

舐められた耳朶を押さえ顔を赤くする萌。

(でも…)

誠がザーッと言うシャワーを浴びている音を聞きながら、萌はぼんやりとする。

(オシオキって何されちゃうんだろ……)

ジュワッとパンティの蜜が溢れるのを感じた萌は、ハッとし、

(ダメダメ!!ちゃんと点数取るんだもん!!)

そう思い、口をすすぎ終えた。



手を繋ぎながら、誠と萌は図書館の道を歩いていた。

「なぁ?萌。美咲さんと隆先輩なんだけどさぁ。」

そう言う誠に

「美咲先輩と丸山先輩がどうしたの?」

と聞く萌。

「あれって、好き合ってるんじゃないかって思うんだけど、萌どう思う?」

と誠が聞いてきた。

萌は前美咲が言っていた事を思い出す。

ーーねぇ萌?仲がいいと言うか、いつも一緒にいた…って言う人の普段から見せない顔を見た時、どう思う?

(あれが丸山先輩だとしたら…)

萌はそう思い、

「あと一押し…って所だと思う…。」

と誠に言った。

誠は

「そう思うよなぁ?なんか、吹奏楽部で部長副部長やってる時とは全然違う感じだし…」

「まぁ、役割とか与えられたら、その役割に徹するって事もあるかもよ?」

「ああ…そっか…俺そう言うの良く分からないけど、部活纏めるのに私情とか入れたら、大変な事になるもんな…」

と、誠は言った。

「よし、俺もゆう先生みたいに賭けみたいな要素で、押してみるかな?」

その言葉にお節介にならないか…と思った萌は

「何するの?」

と聞く。


誠はニヤリと笑い、

「それはこれからのお楽しみ♪」

と言った。
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