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生徒会長の秘密
第1章 生徒会長
暖かくて微かに煙草の匂いがした。
甘えるように胸に頭を押し付けると上からくすくすと笑っているのが分かった。


「笑わないで下さい…。」
「いや、可愛いなって。翼さんが学校って言ったんですよ?」


今だに含み笑いをしている鋼弥に拗ねた顔をすると、額にキスを落とした。

顔に血液が集中していくのが分かると上げていた顔をまた胸へ押し付けた。


「白鳥先生、その喋り方、嫌です…。」
「まだ学校ですから。」


鋼弥は簡単に翼を持ち上げ自分の膝の上に向かい合わせで座らせた。
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