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連攣鎖(つれづれぐさ)*
第26章 同棲そして結婚
このときに私は考え直すべきだったと思うのですが、
もし、中絶によって妊娠しづらい体になったら、
夫に責任をとってもらうしかない。
そう考えて、同じ過ちを繰り返しました。
多分、夫と結婚するしかないという意地を、愛情と勘違いしていたのだと思います。
結局2年同棲をして結婚しました。
結婚もなかなか踏み切らず、私が発破をかける状態でなんとかたどり着いたのです。
そしてその間、三回もの中絶をすることになりました。
ゴムを着けるよう頼んでも、切らしたとか忘れたとか言って、すぐに着けなくなります。
そして妊娠…
その繰り返しです。
そんな男、やめればいいのに…
今なら冷静に考えられますが、当時は見ないようにしていたのだと思います。
そして、結婚式も挙げない、招待する人がいないし、再婚したと知られたくない人がいる。
夫の都合だけで決められてしまいました。
結局、旅行先で届けを出すということで決まりましたが、
婚姻届けに正しい記載がないと、受理に時間がかかったり、
夫が船酔いする、郷土料理を食べれないというなど、
思い出そうにもいい思い出はありませんでした。