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連攣鎖(つれづれぐさ)*
第29章 割り込み 夢
結婚前の飲み友、4つ下の後輩のことをお話していたせいか、
彼が夢に出てきた。
(重症かな…)
彼とは本当に何もかも息が合って、双子?片割れ?的な感覚をお互いにもっていた。
それを言葉にして確認するほど…
その時は、お互いに大事にしたい人がいて、若くて純粋だったから、そんなこと考えもしなかったけど、
今なら思う。
sexしたら、どんななのかな…?
5年前に会って、遅ればせながら、告白されたし…
ちょっと連絡とってみようかな…
彼は、私のことを貴女と呼ぶ。
仕事中は、名字にさん付け、あくまでも仕事モード。
でも二人きりのときだけ、『貴女』と呼ばれる。
高くも凄く低いわけでもないハスキーボイスで、
優しく包むような『あなた』の時もあれば、
擽るような時も、
そして、年下と舐めるなよ、と男を見せつける『あなた』も…
啼かされて、乱れさせて、途切れ途切れの呼吸の合間に、身悶えながら漏れる『あなた』を聞いてみたい。