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連攣鎖(つれづれぐさ)*
第4章 オナニー
自慰することが悪いことだと思ってましたし、
エッチな会話を女子もひそひそするようになりましたが、
誰も自慰の話をしないので、やっぱり普通はしないものなんだと考えました。
だから、ますます自慰は悪いことだと思うようになりました。
そして、オカズになるのは妄想で、悪い事を罰せられる自分、誰かの身代わり的に犯される自分、
生きるために稼ぐため…
そんなシチュエーションを妄想して耽っていました。
普通に好きな人もいましたが、想いは一方通行のままで、オナニー以上のことに進むことはありませんでした。
その頃、弟とガラス引き戸の隣室にいましたが、夜、声が漏れないようにひっそりと弄っていました。
そのうち離れた部屋に私が移動すると、日中でも弄るようになりました。
でも、誰が来るかわからない中でするのも怖く、押し入れの客布団に埋もれてするようになりました。
私の部屋の押し入れが客布団のしまい場所だったのです。
真っ暗な狭い場所で布団に押し込められる。
そこから妄想は広がり、部活がない時間、
夕飯までの短い時間、
押し入れに閉じ籠り、閉じ込められた妄想でよく耽っていました。