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連攣鎖(つれづれぐさ)*
第42章 タッチ
レゲエジジイのお話をした時に、少し触れましたが、
私は腰痛、肩こりが酷く整体に通っています。
それまで、愛撫というものは、性感帯に触れればよいものと思っていましたが、
藍さんの天使の羽根が、私の考え方を改めてくれました。
そして、タッチについても天性の上手い下手があることも…
私が通っている整体は、スタッフが5名程で、皆さん若くてイケメンです。
そして、何故か患者をファーストネームで呼びます。
それはまるでホストクラブをイメージさせますが、男性もどの年齢の患者にも名前呼びなので、それを狙ってではないと思います。
でも、いきなりファーストネームで呼ばれて、
『○○さんお見えになりました。』
『○○さんお支度ご準備できましたらこちらへどうぞ。』
といった感じですので、擽ったい気分とリッチな気分になります。
施術は至って真面目、普通ですよ。
そんな中で藍さんのタッチを体験してから、施術のタッチにも個性があると、
診療としての個性があるのはわかっていましたが、
その人のタッチのセンスを感じるようになりました。