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あんなこんなエロ短編集
第26章 夢の穴

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「311の田川(たがわ)さん、
今朝早く亡くなったみたいよ」
市民病院の朝。
出勤してきた看護師たちが着替えながら報告をし合う。
「あー、末期だったものねぇ。
男性で大腸癌って少数だけどね」
「40歳で天涯孤独。
気の毒よね、誰も見舞いにも来なかったし。
会社でも浮いてたのかしらね?普通同僚や部下が見舞
いに来るのにね」
「ねぇねぇ田川さんでしょ?
亡くなった時何故か陰茎が勃起硬直化してたらしい
わよ」
「ええ?本当に?」
「何でかしらね?不思議だわ」
皆ナース服に着替え、
仕事に就く。
いつも通りの日常が始まる。
全くいつも通りの穏やかな日常が。
〈終わり〉
「311の田川(たがわ)さん、
今朝早く亡くなったみたいよ」
市民病院の朝。
出勤してきた看護師たちが着替えながら報告をし合う。
「あー、末期だったものねぇ。
男性で大腸癌って少数だけどね」
「40歳で天涯孤独。
気の毒よね、誰も見舞いにも来なかったし。
会社でも浮いてたのかしらね?普通同僚や部下が見舞
いに来るのにね」
「ねぇねぇ田川さんでしょ?
亡くなった時何故か陰茎が勃起硬直化してたらしい
わよ」
「ええ?本当に?」
「何でかしらね?不思議だわ」
皆ナース服に着替え、
仕事に就く。
いつも通りの日常が始まる。
全くいつも通りの穏やかな日常が。
〈終わり〉

