この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あんなこんなエロ短編集
第33章 マタ逢イマショウ
夢乃は「あ、まただ」と呟いた。


また来てしまった。


最近眠くて眠くて、


春のせいなのかわからないけど


日中も夜も眠っている。食欲もない。


通っていた大学も親に内緒で辞めてしまった。


眠りに落ちるとこの部屋が現れる。


「やあまた来たのかい」


仕立ての良いスーツを着たおじさん(にしか見えない)

がにっこり微笑んできた。


いつも揺れる椅子に座り、本を読んでいる。


「みたいですねー」


「他人事のように言うね」


ふふふと笑うおじさんは白髪混じりの髪を撫で付けて


おり、


見たことはないけれどヨーロッパの紳士のようだった。


笑顔も優しいのだ。


読んでいた本を閉じ、


「さて来たのなら始めようかな」


「そうね、


この時間は有限だもんね」


夢乃は着ていたパーカーを脱ぐ。


デニムを脱ぎ、


Tシャツを脱いで素の姿に戻ってゆく。


スタイルに自信があるほうじゃなかったのに、


ここに来ると恥ずかしさもなくハダカになれる。


おじさんは目を細めて


「ええと、前回は……」と首を傾げた。


「やだー、物忘れ?


こうしてこう……」


夢乃は笑いながら床に仰向けになり、


軽く脚を広げ右手で茂みの奥を摘まむ。


「んっ………あっ、んっ」


くちゅくちゅと粘り気のある音がする。


おじさんは(思い出したさ)というふうに笑い、


椅子に座って夢乃を眺める。


ぞわぞわした快感が脚の付け根から腰に広がる。


おじさんは見てるだけだ。


この部屋はなぜか暗い。


ふたりがいる部分だけ黄色く光っているが、


周りは薄暗い。


「左手が疎かになってるよ」


おじさんが可笑しそうに言う。


ーーーあっ、そうだった……


左手で右の乳房を掴み、


先端を人差し指でピンと跳ねる。


「ああっ、う……あっ……気持ちいい…」


「その次は?


どうするんだったかな?」


「………やだ、しっかり覚えてんじゃん……んっ!


あっあっ……挿入(はい)ってくるぅ!」





/450ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ