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処女(はじめての)調教
第1章 初めてのラブホテル
待ち合わせは午後一時、駅前の小さなカフェ。
黒髪のショートヘアに丸くて大きい目、水色のブラウスにショートパンツが目印と彼には伝えてある。
十分ほど前に店に着くと、窓際の席に彼らしき男性が座っていた。
紺のスーツにチェック柄のネクタイ、テーブル上にはタバコとライター、そしてアイスコーヒー。
目印にと彼から言われたとおりだった。
「アキラ……さんですか?」
緊張に震えながら声をかけると、彼はニコリと笑い、細くて涼しげな目で私を見つめた。
初めて見る彼は、私の想像よりもスマートで若く見えた。
もし、危なそうな男性だったら知らぬふりして帰るつもりだったけど、彼にそんな気配は感じられなかった。
簡単に言うと、ごくごく普通の優しそうなオジサン。