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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第38章 仲間と遊ぶ楽しさ、そして兄の策略

世の中には、罪を犯す者と、犯される者がいて、誰もが前者にも後者にも成りうる。
兄はその後も何度か家を訪ね、母親も交えて3人で仲良く飯を食ったりして親睦を深めた。
そしてオレも兄の住んでいる家を訪ね、色んな話をした。
兄の住んでいる家は、新築のワンルームマンションで、その土地や建物の持ち主は母親だという事を後から聞かされた。
母親はキャバクラやクラブ経営で得た利益で土地を購入し、マンションを建てたみたいだ。
オレは相変わらず、退屈な昼間をもて余していた。
SNSで何度も話し合える仲間を探したが、中々相手が見つからず、唯一の話し相手が兄だった。
最初に会った頃の兄とは違い、よく笑い、よく喋る気心の知れた存在になっていった。
そんな兄にオレは相談事もしていた。
友達が一人もいなく、どうやったら友達が出来るのかという悩みを打ち明けたりしていた。
「そう焦るな、仲間ってのは自然と出来るようになるんだ。お前にもきっといい友人が見つかるって」
兄は笑い飛ばしながらオレを時には励ましたり、諭すような口調で色々とオレの愚痴を聞いてくれた。
オレの中で兄は頼りがいがあり、優しくてオレの心を開けるような存在になっていった。
兄はその後も何度か家を訪ね、母親も交えて3人で仲良く飯を食ったりして親睦を深めた。
そしてオレも兄の住んでいる家を訪ね、色んな話をした。
兄の住んでいる家は、新築のワンルームマンションで、その土地や建物の持ち主は母親だという事を後から聞かされた。
母親はキャバクラやクラブ経営で得た利益で土地を購入し、マンションを建てたみたいだ。
オレは相変わらず、退屈な昼間をもて余していた。
SNSで何度も話し合える仲間を探したが、中々相手が見つからず、唯一の話し相手が兄だった。
最初に会った頃の兄とは違い、よく笑い、よく喋る気心の知れた存在になっていった。
そんな兄にオレは相談事もしていた。
友達が一人もいなく、どうやったら友達が出来るのかという悩みを打ち明けたりしていた。
「そう焦るな、仲間ってのは自然と出来るようになるんだ。お前にもきっといい友人が見つかるって」
兄は笑い飛ばしながらオレを時には励ましたり、諭すような口調で色々とオレの愚痴を聞いてくれた。
オレの中で兄は頼りがいがあり、優しくてオレの心を開けるような存在になっていった。

