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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第40章 説得
「オレは今から全部アンタに肚の中を話そうと思っている。信じる信じないはアンタの勝手だ。とにかく今思ってる事は、あの母親から会社をブン取る。そしてアンタはその右腕として働いてもらいたい」
「随分と野心のある話ね。でも今のアタシがここから抜け出せるとでも思ってるの?やっぱり聞いて損したわ」
鴨志田はこの世間知らずの19の大学生の話に付き合う必要もない、これ以上は時間のムダだと思った。
「じゃあ、1つ聞くが、アンタなんで雲隠れしてた時にヤミ金のヤツラに見つかったか解るか?」
えっ、どういう事?鴨志田は達也を問い詰めた。
「アナタ、何か隠してるわね…一体何を隠してるの!」
「はっきり言おう、アンタの居場所をヤミ金にチクッたのはあのオフクロだ」
…鴨志田は言葉を失った。
「ちょっと、それどういう事?あの女が何でそこまで知ってるのよ?証拠はあるの?」
信憑性のある話だが、まだ腑に落ちない様子だ。
「考えてもみなよ。あのオフクロ、元々は水商売上がりの女だぞ。それがどうやってのしあがってきたか。この先は言わなくても解るよな?」
「随分と野心のある話ね。でも今のアタシがここから抜け出せるとでも思ってるの?やっぱり聞いて損したわ」
鴨志田はこの世間知らずの19の大学生の話に付き合う必要もない、これ以上は時間のムダだと思った。
「じゃあ、1つ聞くが、アンタなんで雲隠れしてた時にヤミ金のヤツラに見つかったか解るか?」
えっ、どういう事?鴨志田は達也を問い詰めた。
「アナタ、何か隠してるわね…一体何を隠してるの!」
「はっきり言おう、アンタの居場所をヤミ金にチクッたのはあのオフクロだ」
…鴨志田は言葉を失った。
「ちょっと、それどういう事?あの女が何でそこまで知ってるのよ?証拠はあるの?」
信憑性のある話だが、まだ腑に落ちない様子だ。
「考えてもみなよ。あのオフクロ、元々は水商売上がりの女だぞ。それがどうやってのしあがってきたか。この先は言わなくても解るよな?」