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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第40章 説得
「…バックに誰かいるって事?」
「じゃなきゃ、ただのホステスがどうやって今じゃ何店舗も経営する実業家になってると思ってんだよ?後ろ楯が無きゃそこまで大きくならないだろうが」
鴨志田は千尋に借金を肩代わりする為に、目の前で亮輔と何度もセックスをした。
が、それに見飽きた千尋は、鴨志田の要求する額よりも低い金額しか貰えなかった。
その為に鴨志田はヤミ金から逃げるように、ホテルを転々とした。だが最終的には捕まり、膨れ上がった利息を含め、数百万の借金返済のためにソープに沈められた。
脳裏に千尋が見下したような冷ややか眼が頭をかすめ、沸々と怒りが込み上げてきた。
「で、こっからが本題だ。オレもあの母親は憎い。お互い憎い者同士手を組まないか?」
達也に聞かされ、鴨志田の内心は穏やかじゃない。
だが、どうやって乗っ取るというのだ。
自分はこの世界から逃げる事など出来ない。
とても返済できない額を背負わされ、このままソープ嬢として生きていくしかない。
「じゃなきゃ、ただのホステスがどうやって今じゃ何店舗も経営する実業家になってると思ってんだよ?後ろ楯が無きゃそこまで大きくならないだろうが」
鴨志田は千尋に借金を肩代わりする為に、目の前で亮輔と何度もセックスをした。
が、それに見飽きた千尋は、鴨志田の要求する額よりも低い金額しか貰えなかった。
その為に鴨志田はヤミ金から逃げるように、ホテルを転々とした。だが最終的には捕まり、膨れ上がった利息を含め、数百万の借金返済のためにソープに沈められた。
脳裏に千尋が見下したような冷ややか眼が頭をかすめ、沸々と怒りが込み上げてきた。
「で、こっからが本題だ。オレもあの母親は憎い。お互い憎い者同士手を組まないか?」
達也に聞かされ、鴨志田の内心は穏やかじゃない。
だが、どうやって乗っ取るというのだ。
自分はこの世界から逃げる事など出来ない。
とても返済できない額を背負わされ、このままソープ嬢として生きていくしかない。