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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第44章 本当の出生の真相

「てことは、オヤジは昇進するという条件で亮輔を認知したワケですか?」
「んー、まぁあの男の事だ、何せ社長に頼まれて汚ない仕事も随分やってきたからな、社長も鴨志田には頭が上がらなかったらしい。何せ弱味を握られてたからな。だからお前さんの弟ってのも、オヤジと関係もった後に妊娠したって事だから、鴨志田にとっちゃ、お前さんのオヤジの息子って事にする代わりに重要なポストを与えたって事だろ」
腑に落ちない、だったら何故、母親にそれを知らさなかったのだろうか?
「何で鴨志田がお前さんの親に話をもっていったか。社長の愛人を続けてたんだよ、お前のオフクロは」
もう、何がなんだかワケが解らなくなってきた。
亮輔の出生の秘密が二転三転してきている。
どれを信じればいいのやら…
「まぁ、お前さんとこのオヤジやオフクロの仲はその頃既に冷えきっていたって事だ。社長の愛人しながら家では良き妻、良き母を演じてたんだろうが、何かのきっかけでそれがバレたんだろうな」
そう言って弁護士はファイルを閉じて本棚に戻した。
「んー、まぁあの男の事だ、何せ社長に頼まれて汚ない仕事も随分やってきたからな、社長も鴨志田には頭が上がらなかったらしい。何せ弱味を握られてたからな。だからお前さんの弟ってのも、オヤジと関係もった後に妊娠したって事だから、鴨志田にとっちゃ、お前さんのオヤジの息子って事にする代わりに重要なポストを与えたって事だろ」
腑に落ちない、だったら何故、母親にそれを知らさなかったのだろうか?
「何で鴨志田がお前さんの親に話をもっていったか。社長の愛人を続けてたんだよ、お前のオフクロは」
もう、何がなんだかワケが解らなくなってきた。
亮輔の出生の秘密が二転三転してきている。
どれを信じればいいのやら…
「まぁ、お前さんとこのオヤジやオフクロの仲はその頃既に冷えきっていたって事だ。社長の愛人しながら家では良き妻、良き母を演じてたんだろうが、何かのきっかけでそれがバレたんだろうな」
そう言って弁護士はファイルを閉じて本棚に戻した。

