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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第9章 もうすぐで卒業だ
母親の性処理道具として扱われてどのくらい経つのだろうか。

気がつけば、母親をイカす事まで出来るようになった。

実の息子にクリトリスを弄られ、指を射れられ潮を吹く母親。
こんなのが母親なのか。
オレはもう、この女を母親として見ることが出来ない。単なるセフレとして扱えばいいんだと思うようになったら幾分気が楽になった。

そして運よく、ヤンキー達をボコボコにした件は、日ごろから気の弱そうなやつらを狙っては恐喝まがいの事をしていた常習犯で、あいつらはオレにボコボコにされ、金まで抜き取られ、挙げ句に警察に捕まったという話を人づてに聞いた。

しかし、つまんねー日だ。何不自由なく過ごしてきたが、ゲームもつまらん、PCを開いても大したことがない。SNSとやらに登録したことがあるが、何がなんだかサッパリわからん。

よくもまぁ、こんなくだらないことで一喜一憂できるもんだ。

登録してものの10分で退会した。

こんな時に失敗したなぁと思ったのは、オレには友達と呼べる存在がいないのだ。

いや、教室ではそれなりに会話ができるやつらはかなりいる。
だからと言って親友と呼べる存在は全くいない。

でも、友人といっても、卒業して高校に行けば皆バラバラになるし、所詮はそれまでの付き合いだ。

オレはクラスの中では目立つ存在ではなく、学力もスポーツも中より少し上で、真面目でもないし、ヤンキーでもない。

下手すりゃ1日誰とも話さないで終わる日も度々ある。


頭の中は、どうやったらあの家から出ていくか、そればかり考えていた。

性欲は満たされている。だが、あんな異常な母親の下にいたらオレの精気を全部吸いとられてしまうのではないか、サキュバスのような母親はオレの精子を求め、若返りをする妖怪にも思えてくる。

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