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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第51章 マンションから追い出す

達也は優しく亮輔の手を握った。
「オレ、すぐに荷物まとめてここを出るよ。しばらくは貯金で生活して、どっかで部屋借りて仕事さがしてみるよ…」
亮輔は力なく言ってみたが、働くどころの状態じゃない。
母親の事が気がかりで、不安がドッと押し寄せてきた。
「亮輔、何かあったら必ず連絡よこせよ。オレは何があってもお前のアニキだからな!」
(へっ、テメーなんか元々赤の他人なんだよ!さっさと出てって野垂れ死になれ、このくそガキが!)
心の中で達也は亮輔の事など眼中にない。
さっさとここを出てって、ここは高値で売り飛ばす。
達也は亮輔を一刻も早くここから追い出したかった。
「

