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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第56章 信用できねえのか!

「スケジュールって、アナタのスケジュールをどうやって作るのよ?」
社長になったものの、まだこれといった仕事はしてない。
しかも、どんな仕事をするのかさえ、鴨志田は解らない。
「何でもいい、ここに資料がある。オフクロがよく会ってた関係者だ。
何時に誰と打ち合わせとか、何時に誰と会食するとかテキトーでいいから入力してプリントアウトしてくれ。
それが終わったら、その用紙を沢渡に渡すんだ」
何が何だかサッパリ解らない。
とにかく鴨志田は目の前にある関係者の資料を元に、スケジュールを作成した。
資料には、業者の名前、会社名、年齢、住所や、趣味嗜好まで記載されている。
そして今までどのような付き合いをしていたのかまで、事細かに書かれていた。
社内にとっては大事な資料であることには違いない。

