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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第57章 二億で買い取ってもらおう

週末の夜、繁華街から少し離れ、ひっそりとモダンな造りをしたバーで鴨志田はカウンターに座り、ジンライムを飲んでいた。
元々は酒に強く、いくら飲んでも酔ったことがない程、無類の酒好きだった。
そのカウンターで2つ隣の席ではスコッチを飲んでいる紳士的な人物が葉巻を燻らせ、店内に流れるジャズを聴きながら、物思いに耽っていた。
「あの、もしかして松田さんですか?」
鴨志田はその男に声をかけた。
「松田?いえ、私は吉村という者ですが」
男は人違いだとばかりに、あくまで紳士的な対応でやんわりと否定した。
「あっ、ごめんなさい。てっきり私の知り合いだと思って…」
鴨志田は席から立ち上がり申し訳ありません、と頭を下げた。
Vネックのニットからは豊満な胸の谷間が露にあって、黒のブラジャーまでハッキリ見える程、頭を下げていたのだ。
その吉村という男は、見ないフリをしながら、横目でしっかりと鴨志田の谷間をチラッと見た。
「いえ、お気になさらずに。私の事を知り合いだと思ったのですか?」
吉村はにこやかに話をした。
「え、えぇ、まぁその実は昔お付き合いしていた人と横顔が似ていたものでつい…」
恥ずかしそうに鴨志田は人違いの理由を話した。
元々は酒に強く、いくら飲んでも酔ったことがない程、無類の酒好きだった。
そのカウンターで2つ隣の席ではスコッチを飲んでいる紳士的な人物が葉巻を燻らせ、店内に流れるジャズを聴きながら、物思いに耽っていた。
「あの、もしかして松田さんですか?」
鴨志田はその男に声をかけた。
「松田?いえ、私は吉村という者ですが」
男は人違いだとばかりに、あくまで紳士的な対応でやんわりと否定した。
「あっ、ごめんなさい。てっきり私の知り合いだと思って…」
鴨志田は席から立ち上がり申し訳ありません、と頭を下げた。
Vネックのニットからは豊満な胸の谷間が露にあって、黒のブラジャーまでハッキリ見える程、頭を下げていたのだ。
その吉村という男は、見ないフリをしながら、横目でしっかりと鴨志田の谷間をチラッと見た。
「いえ、お気になさらずに。私の事を知り合いだと思ったのですか?」
吉村はにこやかに話をした。
「え、えぇ、まぁその実は昔お付き合いしていた人と横顔が似ていたものでつい…」
恥ずかしそうに鴨志田は人違いの理由を話した。

