この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第57章 二億で買い取ってもらおう

「困ったなぁ…」
吉村はテーブルにドンと置かれてある大きな胸を見ながらも、どうしたものかと考えた。
今後の事の付き合いもあることだし、吉村は鴨志田を介抱した。
「さぁ、帰りますよ。立てますか?」
吉村は鴨志田を起こし、立たせようとした。
だが、足がもつれ、1人では到底帰れない泥酔ぶりだ。
仕方ない、とばかりに鴨志田を抱き抱えるように店を出た。
「鴨志田さん、家まで送ってあげますよ。どこにお住まいですか?」
吉村が声をかけるが、鴨志田は何を言ってるのかサッパリ解らない。
このまま1人にしておくのはマズいとばかりに、吉村は繁華街まで肩を貸して歩き、目の前にあったラブホテルにチェックインした。
後は沢渡を誘惑したように、吉村もその餌食になった。
朝になり、鴨志田が酔いが醒め、隣に見知らぬ男がいるので、キャーっと声を上げた。
「ど、どうしました?」
鴨志田の叫び声で吉村はガバッと起き上がった。
「私に何したの?何で私、裸なのよ?まさか私の事…」
「ええっ?」

