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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第60章 ソープランドはアンタに任せる

「えっ、何々、どんな話?」
鴨志田は早速儲け話に食い付いた。
「前に全く利益の無いキャバクラの店があるって言ってたの覚えているか?」
「あぁ、確かあそこはかなりキャバクラが多くて激戦区だとか言ってたあの店?」
「そうだ、あの店は閉店することにした」
「…で、閉店するのに何が儲け話なの?」
鴨志田はブランド物のバッグを手に、上の空で話を聞いていた。
「その店舗な、ソープとしてリニューアルする予定だ」
…えっ?鴨志田の表情が一瞬固まった。
「で、またアンタの登場だ。そこの店の売り上げはそっくりそのままアンタに渡す。
その店の経営を任せようと思ってるんだが」
「イヤよ!経営なんて言ってるけど、またソープ嬢になれって事でしょ?冗談じゃないわ!」
ヒステリックに叫び、達也に詰め寄った。
「誰がまたソープ嬢やれって言ったよ?第一、アンタ今いくつだ?熟女のソープ嬢をやるつもりはない、20代前半の女が主流の店にするつもりだ」
「誰が熟女よ!アタシはまだ36よ!」
「十分熟女だろうが、アンタは経営と教育係としてその店を任せる。悪い話じゃないだろ?」
「その教育係ってのは何?」
「決まってるだろ、ソープ嬢としての講習だよ。アンタはその講習を店の女にレクチャーするんだよ」

