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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第68章 破滅

「今まで長いこと弁護士をやってきたが、あんなバカは初めてだな。だが、バカには相応しい最期だ」
「はい、ようやく白アリを駆除出来ました。先生、お約束の金額です、お確かめ下さい」
キューバ産の高級葉巻の煙を吹かしながら、アタッシュケースを開けた。
「キャッシュで1億です」
中は現金でギッシリと詰まっていた。
「しかし、アンタも酷い事するね。白アリ駆除とはいえ、大がかりな駆除だったよ」
「酷い?そんな事はありませんよ。たかだか19の子供が大人の世界に入り込んでオモチャを散らかしただけです。オモチャを散らかしたなら、片付けるのは当然の事でしょう」
「ふっ…成人になる前に肉の塊とは。まぁこれも大人を舐めすぎたお仕置きだな。
で、次の社長はアンタがなるのかい?」
「ええ、引っ掻き回した会社を再建しますよ。今度は真っ当な会社として…」
もう一人の声の主は沢渡だった。
「はい、ようやく白アリを駆除出来ました。先生、お約束の金額です、お確かめ下さい」
キューバ産の高級葉巻の煙を吹かしながら、アタッシュケースを開けた。
「キャッシュで1億です」
中は現金でギッシリと詰まっていた。
「しかし、アンタも酷い事するね。白アリ駆除とはいえ、大がかりな駆除だったよ」
「酷い?そんな事はありませんよ。たかだか19の子供が大人の世界に入り込んでオモチャを散らかしただけです。オモチャを散らかしたなら、片付けるのは当然の事でしょう」
「ふっ…成人になる前に肉の塊とは。まぁこれも大人を舐めすぎたお仕置きだな。
で、次の社長はアンタがなるのかい?」
「ええ、引っ掻き回した会社を再建しますよ。今度は真っ当な会社として…」
もう一人の声の主は沢渡だった。

