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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第17章 学校どころではない
母親から逃れる為に自由になりたくて飛び出したが、現実は生活苦というがんじがらめの日々にフラストレーションが溜まっていた。

だが、働かなくては食っていけない。

電気代、ガス代、水道代にスマホの料金。おまけに学費に食費等々…

いくらオレがバイトしても金が足りない。
次第にオレは学校を休みがちになり、その分バイトして1円でも多く稼がなければならない。

働いても朝昼晩の三食の飯すら満足に食えない。

いっそ母親の所に戻ろうかとも思った。
だが、戻っても母親の性欲処理の相手をさせられるだけで、結局は元の爛れた生活に振り出しになるだけだ。

そして下校時に担任の鴨志田から呼び止められ、誰もいない教室で鴨志田と机を挟んで向かい合い、授業日数の事を言われた。

「古賀くん、お父さんの事は大変ショックな事は解るわ。でもこれ以上休むと2年に進級できないのよ。だからもう少し学校に来るように出来ないかな…もし何か困ったことがあったら先生相談に乗るから」

オレは鴨志田の話よりも、相変わらずブラウスのボタンがはち切れそうな胸の大きさばかり凝視していた。

そう言えば、父親の家に移ってから女の裸体を見ていなかったせいか、下半身が疼いてきた。

鴨志田はそんなオレの目線に気づかず、学校に来るようにとオレに注意を促した。

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