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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第17章 学校どころではない
「確かに父の事はショックでした。でも今はそんなことが原因じゃないんです。オレは今一人で暮らしているんです。だから働かないと食っていけないんです。学校に行ってる場合なんかじゃないんですよ」

鴨志田は腕を組み、うーんと考え込んだただでさて大きな胸が腕を組むことによって余計に大きく寄せてるように見える。

このオッパイを鷲掴みにしてやろうか、そんな不埒な事が頭をよぎった。

「他に身内の方はいないの?確かお兄さんがいたわよね?お兄さんには頼めないのかしら?」

冗談じゃない、父親の遺産しか頭の中にないあんな男の世話になるつもりはないし、向こうだってオレの事を厄介なヤツとしか思っていない。

「兄は兄で自分の生活でいっぱいいっぱいなんです。頼れるならとっくに頼ってます」

鴨志田は立ち上がり窓の外を眺めた。

「そうだ、奨学金の制度があるからそれに申請したらどう?少なくとも学費の心配はなくなるわ」

この女、栄養が全部乳に行って頭が空っぽなんじゃないか?よくこんなんで高校の教師なんてやってるもんだ。

「ちなみに先生って一人暮らしですか?」

「えっ?」

「いやだから一人暮らしですか?って聞いているんです」

鴨志田はやや困惑した表情を浮かべ、下を向きながらコクッと頷いた。

「ならば解りますよね?一人暮らしだと色々とお金がかかることを。まず電気代、次にガス代、そして水道代、ケータイの料金も必要になります。おまけに学費に何といっても一番かかるのは食費なんです。そんな金どっかから降ってくるんですか?降ってくるならオレはいつまでもその場所で降ってくるのを待ちますよ。でもそんな事あり得ないでしょ?だから働くしかないないんです。学校を犠牲にしてでも食うために働かなきゃならないんです」

鴨志田は反論できない。

そりゃそうだ、一人暮らしってのはそれだか金がかかるってワケだ。

この巨乳教師にこれ以上何を言ってもムダだ。オレは教室を立ち去ろうとした。

「まって古賀くん。もう少し、もう少し話し合いましょう!必ずしも方法はあるはずだから、ねっ、一緒に考えましょう」

この乳お化けは全く使えない教師だ。

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