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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第89章 商品として

「そうですか、解りました。では後の事については特に聞くことはありません」
どのみち学校も仕事も辞めなきゃならないだろうと思っていた。
この仕事一本でやっていくしかないだろうと。
「では契約成立という事でよろしいかしら?」
もう聞くことは無い、とにかくやるだけだ。
「解りました」
「ちょっと瓜田くん、契約書持ってきてちょうだい」
奥の部屋から先程の爽やかなイケメンが書類を持ってきた。
この男は瓜田という名前なのか。
瓜田はテーブルに契約書とボールペンを置いた。
「そこに書かれている事をよく読んでからサインするのよ。
後で話が違うと言われても、こっちとしては面倒な事になるから」
オレは女オーナーの言うとおり契約書を隅々まで読んだ。

