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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第89章 商品として

「特にありませんが。あっ、1つだけあります」
「あら、何かしら?」
女オーナーは足を組み替え、色っぽい笑み浮かべ、まるでオレを誘うかのような感じで、短いスカートの中からセクシーな下着を見せつけるかのように。
そこに目がいってしまうが、見ないようにしなければ。
「実は僕、定時制に通ってるんです。だからその時間だけは学校に通わせてもらえないでしょうか?」
女オーナーは鼻で笑い、オレを見下したかのような言い種でオレの願いを却下した。
「貴方、レンタルされるのよ?今さら学校なんて行ける時間、お客様が許すワケないでしょう」
「ですが、母と約束したんです。何があっても高校だけは卒業すると」
「貴方まだこの世界の事を把握してないみたいね。
何があってもお客様の言うとおりにする事、それはさっき言ったわよね?それが全てなの。
どうしても学校に通いたいなら、定時制じゃなく、通信制の高校に行ったらどう?」
通信制か…
それなら家でも勉強出来るな。

