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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第90章 大物有名司会者

「瓜田くん、彼を送ってあげてちょうだい」
「はい、かしこまりました」
一体何処へ連れていかれるのだろうか?
「ちょっと待ってください」
行く前にオレはどうしても連絡しなきゃならない所がある。
「どうしたの?まさか怖じ気づいたワケじゃないでしょうね?」
女オーナーは妖しい目でオレを突き刺すかのような視線を向けた。
この目付き、正しくオフクロだ。
顔も少し似てるし、まさか親戚とかじゃないよな?
「いえ、今まで勤めていた会社に連絡するんです。この仕事をするからには、今勤めてる所を辞めなきゃならないので。
だから連絡だけしてもいいですか?」
「あら、そんなの無視しておけばいいのに」
「そうはいかないです。周りの人達は好い人ばかりでお世話になったんですから、せめて連絡だけでもしたいんです、いいですか?」
「若いのにちゃんとシッカリしてるのね。フフッいいわ、連絡してあげなさい」
「はい、すいません」
オレはあの会社に骨を埋めるつもりで働いていたが、それも叶わなくなった。
皆、好い人達ばかりで、オレは目をかけてもらった。
そんな人達を裏切るような形で辞めるのはオレにとってはかなり辛い。
だが、これも母の治療費の為だ、仕方ない。
オレは会社に連絡した。
「もしもし、古賀です。あの…急にで申し訳ありませんが、辞めさせてください。ホントにお世話なって大変有り難かったのですが…
はい、すいません。どうしても金が必要なんです…
そうです、母の治療費です。
今の仕事じゃとても払えないし、生活出来ないので…
ホントにすいませんでした。
はい、…お世話になりました…
では、失礼します」
「はい、かしこまりました」
一体何処へ連れていかれるのだろうか?
「ちょっと待ってください」
行く前にオレはどうしても連絡しなきゃならない所がある。
「どうしたの?まさか怖じ気づいたワケじゃないでしょうね?」
女オーナーは妖しい目でオレを突き刺すかのような視線を向けた。
この目付き、正しくオフクロだ。
顔も少し似てるし、まさか親戚とかじゃないよな?
「いえ、今まで勤めていた会社に連絡するんです。この仕事をするからには、今勤めてる所を辞めなきゃならないので。
だから連絡だけしてもいいですか?」
「あら、そんなの無視しておけばいいのに」
「そうはいかないです。周りの人達は好い人ばかりでお世話になったんですから、せめて連絡だけでもしたいんです、いいですか?」
「若いのにちゃんとシッカリしてるのね。フフッいいわ、連絡してあげなさい」
「はい、すいません」
オレはあの会社に骨を埋めるつもりで働いていたが、それも叶わなくなった。
皆、好い人達ばかりで、オレは目をかけてもらった。
そんな人達を裏切るような形で辞めるのはオレにとってはかなり辛い。
だが、これも母の治療費の為だ、仕方ない。
オレは会社に連絡した。
「もしもし、古賀です。あの…急にで申し訳ありませんが、辞めさせてください。ホントにお世話なって大変有り難かったのですが…
はい、すいません。どうしても金が必要なんです…
そうです、母の治療費です。
今の仕事じゃとても払えないし、生活出来ないので…
ホントにすいませんでした。
はい、…お世話になりました…
では、失礼します」

