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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第120章 いつの間にか夜中

「もう帰らないと明日仕事になんねえよ。じゃ、悪いけど金は給料入ったら払うから」
「えっ、今何時?」
右の馬面が時間を聞いてきた。
「あぁ、12時回ってるわ。じゃこれからカラオケ行かない?そこで朝まで歌おうよ」
カラオケ?何言ってんだ、この豚!
「いいねいいね、よしカラオケ行こう!」
ヤンキーもすっかり乗り気だ。
「おい、お前明日仕事だろ?帰って寝なくていいのかよ?」
ヤンキーに帰ろうと言ったが、まだまだ帰りたくないらしく、カラオケで朝まで盛り上がろう、等と言ってはしゃいでる。
「オレ帰るからな。とてもじゃないが給料貰っても、そんなに金払えないから」
もう、うんざりだ!
金払ってまで人の歌なんか聞いてやれるか!
(来なきゃよかった…しかもこれが合コンというものなのか?)
ふと、空しくなった。歌ばっか聞かれたら…

