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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第129章 ナツの忌まわしき過去

オレは黙って聞いていた。
何か声を掛けようとしたが、迂闊な事は話せないし、話したくない。
「私は中3の時にお母さんをガンで亡くして、父親と二人で住んでいたの。最初の頃は何もなく、普通の親子だったんだけど…高2の時、いつもの様に夕飯の支度をしていた時に後ろから襲われて…」
「で、抵抗しなかったのか?」
「抵抗しなかったというか、出来なかったの…お母さんを亡くして、お父さん淋しかったんだろうなぁと思ったらつい…」
人の事は言えないが、オレはそれがイヤで中学を卒業後に母親から離れた。
だが、オレとコイツの違う点は、オレはいつの間にか母親の身体やテクニックに骨抜きにされたからだ。
何か声を掛けようとしたが、迂闊な事は話せないし、話したくない。
「私は中3の時にお母さんをガンで亡くして、父親と二人で住んでいたの。最初の頃は何もなく、普通の親子だったんだけど…高2の時、いつもの様に夕飯の支度をしていた時に後ろから襲われて…」
「で、抵抗しなかったのか?」
「抵抗しなかったというか、出来なかったの…お母さんを亡くして、お父さん淋しかったんだろうなぁと思ったらつい…」
人の事は言えないが、オレはそれがイヤで中学を卒業後に母親から離れた。
だが、オレとコイツの違う点は、オレはいつの間にか母親の身体やテクニックに骨抜きにされたからだ。

