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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第168章 所詮人間は醜い欲望の塊
【やっぱりオレの読み通りだったか。ナツ、これで解ったろ、オレが狙われてるのが】
「ええ、恐ろしい事を考えていたのね、あの人…」
【心配すんな、オレはもう顔が変わった。後はオレの顔になったヤツが犠牲になるだけだ】
「…ちょっと待って!じゃあ誰かが身代わりに殺されるって事?」
【そうだ】
「…何で?その身代わりになる人は何の罪もないのに?」
【…いや、ソイツもかなりの悪だ、何せオレの秘書だった女を殺したからな】
「…えっ?」
秘書とは鴨志田の事だ。
鴨志田は車の中で練炭による一酸化炭素中毒で死体となって発見された。
だが、鴨志田の乗った車は1度中に入ると、ロックされドアが開かない仕組みになっていた。
そして鴨志田が車に乗り込むのを見計らって練炭が着火する仕掛けをして、車に閉じ込められた鴨志田は中枢神経をやられ、死に至った。
実はこの車に細工したのは小島だ。
小島は車に詳しく、親が整備士をしていた為か、その影響で車に興味を持ち、整備士並みの技術を持っていた。
達也はギャンブルで身を持ち崩した小島に話を持ちかけた。
成功報酬は1000万。
ギャンブルに狂い、借金で首が回らなくなった小島にとって、その金は喉から手が出る程の金額だった。
罪の意識はあったものの、金の誘惑に負け、達也の言う通りに車に細工を施した。
「ええ、恐ろしい事を考えていたのね、あの人…」
【心配すんな、オレはもう顔が変わった。後はオレの顔になったヤツが犠牲になるだけだ】
「…ちょっと待って!じゃあ誰かが身代わりに殺されるって事?」
【そうだ】
「…何で?その身代わりになる人は何の罪もないのに?」
【…いや、ソイツもかなりの悪だ、何せオレの秘書だった女を殺したからな】
「…えっ?」
秘書とは鴨志田の事だ。
鴨志田は車の中で練炭による一酸化炭素中毒で死体となって発見された。
だが、鴨志田の乗った車は1度中に入ると、ロックされドアが開かない仕組みになっていた。
そして鴨志田が車に乗り込むのを見計らって練炭が着火する仕掛けをして、車に閉じ込められた鴨志田は中枢神経をやられ、死に至った。
実はこの車に細工したのは小島だ。
小島は車に詳しく、親が整備士をしていた為か、その影響で車に興味を持ち、整備士並みの技術を持っていた。
達也はギャンブルで身を持ち崩した小島に話を持ちかけた。
成功報酬は1000万。
ギャンブルに狂い、借金で首が回らなくなった小島にとって、その金は喉から手が出る程の金額だった。
罪の意識はあったものの、金の誘惑に負け、達也の言う通りに車に細工を施した。