この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第174章 戦慄の踵落とし
ソンヒョクの左のジャブをかわした。だが、それはフェンイトで、同時に右足を高々と上げ、達也の頭上へと振り落とした!
(…やべっ!)
テコンドーの代名詞というべき、踵落としという蹴り技だ。
瞬時にかわしたが、左肩がソンヒョクの踵をかすめ、その鋭さに肩の皮膚が切れた。
カミソリでスパッと切られたかのように、肩口から血が流れた。
「小島、どうした?反撃しないのか?」
ソンヒョクの切れ長で鋭い目付きが達也の動きを封じ込めている。
この男、タダ者じゃない、格闘技経験者だが、試合で使うような技ではない…
(…コイツ、これで人を殺した事あるんじゃねぇのか?)
達也はビビっていた。この雰囲気に殺られる!
ソンヒョクは左右の変幻自在な蹴りで達也を攻め立てた。
辛うじてガードしているが、腕の骨が折れるんじゃないか、という威力のある蹴りの前ではこれ以上ガード出来ない。
(…恐い、恐いよ…)
達也が恐怖で怯えていた、ソンヒョクは殺気に満ちた目付きで達也をコーナーへと追い込んだ。
(殺される!)
「ぅあ~っ!」
無意識のうちにソンヒョクにしがみつき、二人はそのまま倒れ込み、寝技の体勢になった。
(…やべっ!)
テコンドーの代名詞というべき、踵落としという蹴り技だ。
瞬時にかわしたが、左肩がソンヒョクの踵をかすめ、その鋭さに肩の皮膚が切れた。
カミソリでスパッと切られたかのように、肩口から血が流れた。
「小島、どうした?反撃しないのか?」
ソンヒョクの切れ長で鋭い目付きが達也の動きを封じ込めている。
この男、タダ者じゃない、格闘技経験者だが、試合で使うような技ではない…
(…コイツ、これで人を殺した事あるんじゃねぇのか?)
達也はビビっていた。この雰囲気に殺られる!
ソンヒョクは左右の変幻自在な蹴りで達也を攻め立てた。
辛うじてガードしているが、腕の骨が折れるんじゃないか、という威力のある蹴りの前ではこれ以上ガード出来ない。
(…恐い、恐いよ…)
達也が恐怖で怯えていた、ソンヒョクは殺気に満ちた目付きで達也をコーナーへと追い込んだ。
(殺される!)
「ぅあ~っ!」
無意識のうちにソンヒョクにしがみつき、二人はそのまま倒れ込み、寝技の体勢になった。