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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第185章 ケリをつけてやる
「行きましょう、沢渡さん!アイツはなんの躊躇もなく二人の首を切断する程のイカれた殺人鬼です!」

オレは沢渡さんと共にあのコンテナに行く…そして今度こそあの殺人鬼の息の根を止める!

「亮輔くん、果たしてこのまま我々二人だけで行ってもいいものだろうか…?」

「…行くしかないでしょう!奥さんと娘さんが人質になってるんですよ?あのヤローの事だから、色々と罠を仕掛けてるかもしれませんが、行くしかないでしょう!」

沢渡さんは苦渋の切断を迫られている。
だが、オレの憶測では沢渡さんの奥さんと娘さんは既に…

いや、その可能性が高くても行くしかない…

「…解った、亮輔くん。君を危険な目に巻き込んで申し訳ないが、あのコンテナに行こう」

オレと沢渡さんは車を出し、あのコンテナへと向かった。

「…亮輔くん」

「はい」

沢渡さんは懐から銃を取り出した。

「もしもの時は…これで頼む!」

沢渡さんの決意を感じた。

「勿論です。アイツは必ず今日で仕留めないと、更に犠牲者が増えるだけです…」

重苦しい車中で、オレと沢渡さんはあの殺人鬼を殺す…それしか方法は無い。

沢渡さんの巧みなハンドル捌きで、思ったよりも早く着いた。

「亮輔くん、ここからは一瞬たりとも気を抜けないぞ!」

「…はい」

オレたちは車を降り、コンテナの入り口で様子を伺った。

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