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性用占精術 秘密のセックス鑑定
第1章 アリエスの女 始まりの章
彼女を鑑定室に案内し座らせた。無垢の丸いテーブルを眺めながら部屋を見渡している。
「ログハウスだったんですね。なんかイメージと全然違っててびっくりです。先生はどっちかっていうとマンションとかビルのイメージですもんね」
「んー。前はそうだったけどね。歳をとるとなんだか箱に閉じ込められているようで疲れるんだ。もともと空を眺めるのが好きな性質だからね」
「ああ。それで星占いの先生なんだ」
感心しながら真帆は私僕を見つめた。率直で物おじしない彼女は裏を持っていないようで鑑定しやすそうだ。
「じゃ、相談内容を教えてもらおうか」
はっとしたように緊張した空気が流れ、真帆は一口コーヒーを啜ってから話し始めた。
「恋愛相談ぽいかもしれないんですけど、あの、ワタシ、いつも体の関係を持つと一ヶ月くらいでレスになってそのまま半年くらいなんにもなくなって自然消滅してしまうんです。
一応ワタシから頑張って連絡とるんですけど、相手はあんまり構ってくれなくて、それでこっちももういいやって感じで終わるんです。
もうこのパターン三回なんです。」
はあっと大きなため息をついて、真帆は白いコーヒーカップの中を覗き込んでいる。俯きながら続けて話す。
「今、好きな人がいるんです。アプローチしたいけどまた同じことになったらどうしようって……。
ワタシ、付き合うまではテンポいいんですよ。告白すればだいたいオッケーもらえるし」
「なるほどね。それでセックスに問題があると思ってるんだね」
「そうです」
少し顔を上げて恥ずかし気に頷いた。
「ログハウスだったんですね。なんかイメージと全然違っててびっくりです。先生はどっちかっていうとマンションとかビルのイメージですもんね」
「んー。前はそうだったけどね。歳をとるとなんだか箱に閉じ込められているようで疲れるんだ。もともと空を眺めるのが好きな性質だからね」
「ああ。それで星占いの先生なんだ」
感心しながら真帆は私僕を見つめた。率直で物おじしない彼女は裏を持っていないようで鑑定しやすそうだ。
「じゃ、相談内容を教えてもらおうか」
はっとしたように緊張した空気が流れ、真帆は一口コーヒーを啜ってから話し始めた。
「恋愛相談ぽいかもしれないんですけど、あの、ワタシ、いつも体の関係を持つと一ヶ月くらいでレスになってそのまま半年くらいなんにもなくなって自然消滅してしまうんです。
一応ワタシから頑張って連絡とるんですけど、相手はあんまり構ってくれなくて、それでこっちももういいやって感じで終わるんです。
もうこのパターン三回なんです。」
はあっと大きなため息をついて、真帆は白いコーヒーカップの中を覗き込んでいる。俯きながら続けて話す。
「今、好きな人がいるんです。アプローチしたいけどまた同じことになったらどうしようって……。
ワタシ、付き合うまではテンポいいんですよ。告白すればだいたいオッケーもらえるし」
「なるほどね。それでセックスに問題があると思ってるんだね」
「そうです」
少し顔を上げて恥ずかし気に頷いた。